自然素材の家の画像です

自然素材の家で
質の高い未来の暮らし

私たちは建築設計を通じて、
『質の高い生活』を実現したいと考えています。

自然や、家族・友人とのコミュニケーションを育む、
質の高い未来の暮らしを計画します。

私たちの考える『住まい方』をまとめました。

10のコンセプト

1. 人と自然

1. 人と自然

人と自然とのかかわりを大切に

日本には昔から気候に合わせて住まいにいろいろ工夫がありました。特に雨の多く、高温多湿を避けるため、家の内装材には木、土、紙、草など自然素材を用い、間仕切りも障子や襖など開け放つことができる工夫によって、風通しのよい建物が日本の家づくりとなり、生活の中でも「打ち水」「すだれ」「浴衣やじんべい」「風鈴」「うちわ」などいろいろな工夫がみられました。つまり外に対して開放的につくられ、自然を受け入れてきました。日本の豊かな感性もこういう生活の中で生まれてきたのだと思います。

テラスという第2リビング

日曜日の午前中ゆったりブランチをとったり、陽だまりができる午後にはお茶と会話を楽しんだり、夕暮れには夕涼みをしながらビールを飲んだりできる場所、リビングと外を一体化して、室内とは一味違う雰囲気を持ち、自然とのつながりを再認識させてくれる場所です。

五感で感じる自然

足の裏で感じる木の感触、木製家具の手触り 木材や草花の季節の香り、ファブリックの感触、庭から収穫する果実や香草の味わい、水を飲みに来る小鳥のさえずり、そして花に誘われる蝶の鮮やかな色彩。 家と庭の環境の全てが視覚・触覚・嗅覚・聴覚・5感の全てに働きかけ、周囲の環境とのつながりを日々感じられます。

緑の効果

植物には視覚的なさわやかさや美しさばかりでなく、大気浄化、気候緩和、騒音緩和、生物生息、防災機能など、物理的に環境に役立つ働きがあります。家の小さな庭のような環境でももちろん効果は現れ、特に日射の遮蔽や冷却効果は住宅周辺の微気候を改善してくれます。また園芸療法、アロマセラピー、森林浴など、人をリラックスさせ、癒してくれるさまざまな効果があることも言うまでもありません。 大きな緑地を整備することも大事でが、住宅地にも可能な限り緑地を増やし、植物の効果を積極的に生かす必要があります。

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2. 安らぎと温かさ

2. 安らぎと温かさ

やすらぎと温かさを感じられる居心地の良い住まい

現代の家に求められるのは、身体面でも感情面でもリラックスし安らかになれる場所、ということが最も重要な役割だと考えています。 居心地の良さ、安心感、幸福感といった目に見えない価値を生み出すことが、私の家づくりの最大の目的です。 ずっと過ごしたくなってしまうようなやすらぎの空間を、家具・植物や自然素材などの力を借りて実現します。

自然素材に囲まれた暮らし

現代の生活の中では、リアルなものに触れる機会があらゆる場面で本当に少なくなりました。 プリントされた間接的な体験がほとんどです。 木・石・土・紙・布・鉄などの自然素材の持つ触感は、親しみやすい、快適さをもたらす感触です。指先や足の裏など、肌に触れているものの感触は私たちの感情に微妙に影響をおよぼし続けています。 住空間にあたたかさ、心地良さ、和み、癒し、などの感覚をもたらしてくれる材料を積極的に用いたいと考えています。

自然素材の効果

住宅における自然素材は、化学物質が使用されておらず健康な生活に貢献してくれるという効果ばかりでなく、素材の持つ香りによるリラックス効果や、防虫・調湿機能などの物理的・心理的なさまざまなメリットが得られます。

床の質感

日本では、靴を脱ぎ床の上で生活が営まれているため、足元の快適さには特に注意が必要です。 畳の弾性は現在でも素肌で床に座り寝そべる生活には最も適していますし、コルクの床は柔らかさと暖かさにおいて畳に近い快適さと使い勝手を持ちます。 フローリングも、本来の木の質感を生かした仕上げのものを選ぶと、素足でも直接座っても快適に過ごせます。

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3. 味わいの増す仕上がり

3. 味わいの増す仕上がり

時を経て味わいを増す住まい

住宅づくりは20年~40年程度の長いスパンで生活環境・家族関係・人生設計を考えることです。 時代や家族の変化に対応できるプランをご提案し、色あせない材料を用い、完成時の一時の輝きではない、時を経て味わいを増す家を目指します。

家族の変化

数十年の人生のスパンのなかでは、家族構成の変化は特に大きいものです。子供が生まれ、育ち、巣立つ過程で、家族の人数と必要とされる部屋・機能は大きく変化します。間仕切りで部屋の可変性を確保したり、用途の変更などに対応できるプランをあらかじめ考えておくことが重要です。

使用する材料

使用する材料も木・土・レンガ・石などの本物の材料は時を経るにつれ馴染み、使い込まれることで味わいを増し、愛着を持てる家となります。 いずれも愛着を持ち、直し使い続けられるものであることが何よりも大事なことです。

植物の成長

家を建てたときに植えた木は、子供の成長と共に大きくなり、20年、30年後には立派な大樹となり、家を守ってくれます。またその時間の経過が形として見えるということも、自分の住まいに愛着を持ち安心感を覚える要素の一つとなってくれます。

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4. 参加型キッチン

4. 参加型キッチン

参加型キッチン

家族が集まる家の中心として、キッチンの役割は増し続けています。 孤独な場所で作業するのではなく、常に家族の誰かと話すことができる参加型キッチンを提案します。 暮らしの場として、また食事の場として明るく十分な広さをもつキッチンと、食事も仕事もできる大きなテーブルがあれば、家族がバラバラになることはないでしょう。

家の中心にあるキッチン

キッチンは今や家の中心です。人をもてなしたり、家族が集まったり、会話を楽しんだりする中心的な場となっています。 仲間や家庭と楽しむ食事には、単に食物を取るというだけではなく、幸福で健康であるという感覚を味あわせてくれる力があります。そのためにはキッチンとリビングスペースとのつながりを深め、明るく居心地の良い空間にする必要があります。 また、外の景色を眺めながら食事できたり、時には屋外で食事をとることも楽しいものです。

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5. こども部屋

5. 子供部屋

子供部屋のあり方

リビングや台所など大きさや形にこだわる半面、子供部屋は、子供の数の分だけ6帖程度の部屋と収納があればそれで良いというような場合が多いと思われますが、ひきこもり問題などあるなか、子供たちが家や家族の中で、どういう暮らし方をすべきかもっと考える必要があるのではないでしょうか。

子供スペース

子供たちの年齢に合わせて変化するようなスペースが必要ではないでしょうか、小学校低学年では、個室はほとんど必要ありません、勉強ができるワークスペースを作ったり、本棚スペースを作ったり、オープン階段をつくれば、子供たちはそこで本を読んだり、子供たちは自分たちに居心地の良いスペースを見つけるものです。家のなかで、そんな場所を考えたりするのは、すごく楽しいものです。

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6. 好きな場所

6. 好きな場所

好きな場所

家族みんなが集まる求心的な場所を用意するのと同時に、それぞれがひとりきりにもなれる場所もつくります。 従来のnLDKの家のように家族の人数だけの個室を用意するということではなく、家の中のどこかに自分ひとりになれる場所をつくることで部屋を広く使え、「孤立」はできないが「自立」のできるプランをおすすめします。 また、家族同士の気配を感じ、安心感や一体感を覚えられる家をつくります。

静かな場所

家族とはいつも一緒にいれればよいわけでもなく、かといって全く別々に生活するのがよいわけでもありません。自然に家族が集まれる場所や、ひとりきりになれる場所のどちらもが必要です。 また、小さくこもれる部屋や窓辺の椅子、穴倉のようなコーナーなどは空間的にも魅力的もので、読書や勉強には欠かせないスペースとなります。 具体的には、建具で仕切って個室にもできる共同の子供部屋や、居間の一角にしつらえられる主婦のコーナーなど、一緒にいつつも少し離れられる、また全く離れていつつも気配を感じられる微妙な家族関係をデザインします。

気配の感じる場所

離れていても気配は感じる、家のどこにいても家族の気配を感じるという感覚は、子供にとっても大人にとっても安心感や一体感を覚えるものです。 相手が見えないが吹き抜け越しに音だけは聞こえるなど、距離をとりつつもどこかでつながっている感覚を持てる家をつくります。

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7. 家具や照明

7. 家具や照明

家具や照明の大切さ

居心地の良い、リラックスする場所を提供できるかどうかは、家に置かれる家具や照明の役割が極めて大きいと考えています。 照明の使いかたや器具の違いで部屋の雰囲気はまったく変わってしまします。 また家具はデザインによって場所の過ごし方を変えてしまうほど大きな影響があります。 長く使い続けられ、あたたかさと安らぎをもたらしてくれる、家に調和する家具や照明を提案します。

長く使い続けられる家具

手触りやすわり心地が良く、古くなって味わいの出る家具を、大事に長い間使い続ける暮らしが望ましいと考えています。 素材感や使い心地の良いもの・北欧の木製デザイン家具・またはモダンアンティーク家具などの中から、住宅とよく調和するものを選び提案します。 これらの家具はデザイン的にも時代を感じさせず古くならない上、使い続けるほどに味わいを増し、なおかつ悪くなった箇所は修理して使い続ける価値のあるものです。 そのような家具のデザインのディテールや使い心地を日々感じ続けることも、日常生活の喜びの一つとなります。

照明

夜は照明が空間をつくります。 特に重要だと考えているのは、あたたかな人をなごませる空間を生み出す光です。 そのためには、蛍光灯を真ん中に置いて隅々まで煌々と均一に照らすのではなく、一つ一つの灯具の明るさを落とし、分散させることが重要です。 十分な明るさを確保しながらも、光のたまる場所と暗がりをつくり、あたたかな安らぎの灯りで人の集まる場所を計画します。白熱灯やハロゲンの光は人やテーブルの上の食物・食器を輝かせ、いっそう美しく見せます。 暖かい光は私たちをくつろがせ、元気づけてくれるものです。

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8. パッシブな快適さ

8. パッシブな快適さ

パッシブな快適さ

機械設備にる冷暖房は不可欠ですが。 機械設備に頼らない工夫も大事です。 まずは、土地の状況を読み取ることから始まります。 通常、駐車スペースの位置や、道路や隣地境界線に平行にして配置することが多いのですが、本来夏、冬の、日射のことを考えれば、家の中心(リビング、ダイニング)を真南に近づけることが、大事です。 そうすることにより、敷地と建物の間にいろいろなスペースが生まれます。 そのスペースに西日よけの植栽を植えたりすることで、夏の暑さをしのいだり、 冬場、日の光を家の奥まで通すことができるのです。

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9. 合理的な家

9. 合理的な家

シンプルで合理的

一般の生活者が普通に立てられる住まい。建物はもちろん、家具、庭、メンテナンスまで、経済性を念頭に置いた設計を心がけています。 無駄なことはしない、もったいないことはしない、使わない空間はつくらない、意味の無いデザインはいらない、シンプルでベーシックな設計です。

シンプルでスタンダードな設計

通路と部屋、個室と共用室、書斎と寝室など、部屋や機能を兼ねることで部屋数を絞り、部屋を広く見せることができます。 また、そもそも廊下など居室以外の空間をはじめからなるべくつくらないで済むプランを考えます。

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10. 街に溶け込む

10. 街に溶け込む

街に溶け込む、家のたたずまい

新しい建物をつくるのは、周辺の街並みや環境に仲間入りさせてもらうことだと考えています。 周囲の環境から突出せず、自然に馴染みつつも街並みに貢献する、品のあるたたずまいを持つ外観を考えます。 また、植物と調和する壁の材料や、周囲の街並みの持つ色合いや素材感との調和を考え、街並みに緑を増やすことで、地域の雰囲気にも貢献することができます。

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家づくりのこだわり